日本一新しい鉄道、日暮里・舎人ライナーを読む!
04/13 12:002008年3月30日に操業を開始した日暮里・舎人ライナー。
地方の、いわゆる“ローカル線”が次々に廃線となっていく中で、新しい鉄道ができたことは鉄道ファンにとってまさにこんな電車に冷たい社会に反する痛快事!!
首都圏に住んでいる方以外でも鉄道ファンならその名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。それがどんなもんか、今回はちょっくらと乗ってきました。
この日暮里・舎人ライナーは東京荒川区の日暮里駅から出発し、同じく足立区の見沼代親水公園駅までの約9.7kmの距離を20分で走り抜ける。
荒川区から出発して足立区を突き抜けるようにして路線が敷かれている。今回の操業で増えた駅数は13。
日暮里駅→西日暮里駅→赤土小学校前→熊野前→足立小台→扇大橋→高野→江北→西荒井大師西→谷在家→舎人公園→舎人→見沼代親水公園(終点)
そしてその名前のとおり足立小台駅から終点の見沼代親水公園までが足立区である。
駅舎はすべてが新築の駅で近未来的な感じがする。
トイレなんてこんな感じです。
とりあえず、日暮里駅から終点の見沼代親水公園駅まで乗ってみることにする。
日暮里駅にある日暮里・舎人ライナーの案内板。
案内板を頼りに日暮里・舎人ライナーの日暮里駅改札へと向かう。そして改札に到着するとなんだか暗い雰囲気…
よくよく見てみると乗客のホトンドが年配者か家族連れ、それと何人かの鉄道オタク(まぁ、こいつらどこにでも出現するからほっといて)
なんだか独特な雰囲気を放っている。
駅舎は新品なのにちっとも新しい感じがしない。
まぁ、気を取り直して暗いのはこの日の曇天の所為さと思い直し、とにかくせっかく来たのだからと電車に乗ってみた!!
車内は多少狭くはあったが、さすがに新車なだけあって内部はキレイ!! 狭いながらも座席の配置は考えられており、ゆっくり沿線風景が楽しめるようなつくりになっている。
がっ、しかしせっかくのその沿線の風景はとにかく退屈。強いて見所をあげるとすれば谷在家駅から舎人公園駅の区間。
その区間の沿線の風景は退屈な街並みが続いていきたところに突如として舎人公園の大森林地帯が現れる。周囲からも「わぁ~、すごい~」なんて声も挙がっていた。
ちなみに舎人公園駅を降りるとこんな光景に出会えます。
こんなステキな舎人公園を過ぎて終点の見沼代親水公園駅へと到着。駅前はがらんとして殺風景。
水に親しむと書いて「親水」の言葉通り近くにある見沼代親水公園は都内では珍しくザリガニ釣りなどで楽しめるようだが、そんな親子連れが楽しむんでる様子もまったくない。
見沼代親水公園駅
駅前のコンビ二に入るとなにやら物々しいポスターが目に飛び込んできた。
「1人で悩まないで!」と題されたこのポスターは足立区の青少年委員会が発行している。
そう実はこの足立区。東京23区の中でもっとも貧困、所得が低いと言われている区域なのだ。
少し前に問題になった給食費問題。その問題が世間で取りざたされた時は、生活苦のために払えない親、所得に余裕はあるのに払わない親など様々な事情で紹介されたが、この足立区は生活保護率、公的援助率が高く、それにくだんの給食費の未納率はなんと4割を超えるのだ!!
東京都内でこの割合はダントツのトップ!!
こんな見解に対して足立区の方は何かと抗弁はしているが、東京23区内での犯罪率でも第2位を誇る。ちなみにこの犯罪率第1位は世田谷区だが、世田谷区の場合は高級住宅を狙った空き巣が多いが、足立区の方は車上荒らしや粗暴な犯罪が多いという結果がでている。
足立区の青少年委員会が発行しているこの「1人で悩まないで」というポスターは、この背景があってこそのポスターなのである。
貧困のためか足立区では児童虐待に関する相談が多いのだ。
そして、記者がこの日暮里・舎人ライナーの中で見た家族もとにかく子供連れは若年夫婦が目立った。
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とにかくお父さんもお母さんも若い。
「だからそれが何か問題!?」
とツッコム人もいるかもしれないが、近年話題になった 希望格差社会という社会学者である山田昌弘さんが書いた本によると若年夫婦のほとんどは低学歴による低所得者が多いという。
この日暮里・舎人ライナー車内における暗さは何もこの日の曇天の所為だけではなかったのだ…。
今、この日暮里・舎人ライナーのつり革広告はこんなのや
こんなのだが
それがこんなのに変わる日も近いのかもしれない。
※ご利用は計画的に
