インターネット、携帯等の有害サイトの規制が本格的に! まずは広島市
06/16 10:03
インターネットや携帯電話などで利用できるサイトに対して大きな規制の入る可能性のある法律が6月11日に参議院で可決された。
この法律は「有害サイト規制法」といい、その骨組みは
1 青少年の健全な成長を著しく阻害するものを青少年有害情報と定義
2 閣僚による会議を設け、基本計画を作る
3 携帯電話会社に18歳未満へのフィルタリングサービス(閲覧制限)提供を義務付け
4 PCメーカーに出荷段階のフィルタリングソフトの組み込むことを義務付け
5 サーバー管理者は有害情報の発信を知った時は青少年の閲覧防止に努める
6 フィルタリングの調査研究、普及啓発、開発をする機関は国へ登録できる
以上の6点が大まかな骨組みである。
この「有害サイト規制法」はもちろん、インターネットサイトや携帯サイトを媒介とした数々の事件がこの法律を可決される上での引き金になったことは周知のこと。しかし、民主主義の理念のひとつである「表現の自由」を大きく干渉することにもなる。
だから、一言に“有害サイト”というけれど、一体どのサイトが有害で、どのサイトが健全なサイトなのか有識者が集まって決めるというが非常に線引きの困難な作業であることは想像に難くない。
そして、全国に先駆けて広島県広島市では来月7月1日から有害サイト制限、携帯電話に閲覧制限を設けることを義務化する条例を施行する。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2008051800481.html?C=S
ネットカフェなどの施設に対して閲覧制限を設けるのは鳥取県が全国で最も早く、その旨の条例を施行しているが、今回の広島市の条例は「有害サイト」の指定も行うようであり、どのようなサイトが“有害”と指定されるかは非常に興味深いところである。
この広島市の制定はおそらく今後の判例として、11日に制定された「有害サイト規制法」が定める有害サイトの指定に関しても間違いなく影響を与えることが予想できる。
この広島市の決定次第では商売変えをしなくてはならない人も出てくるのではないか(笑)
そこで全国初の試みに乗り出そうとしている広島市の教育委員会事務局青少年育成部に聞いてみた。
――今回の条例が制定されるようになった背景をお教え下さい。
平成12年に市長の諮問機関から提案されました。そして平成17年5月に青少年教議会からの指示を受けました。それには出会い系サイトによる数々の犯罪、学校の裏サイトなどによるイジメ等の問題が大きな原因であることは確かです。
――広島県は自転車に乗りながらの携帯電話使用に対しての罰則を設けるなど、いち早く携帯電話を媒介とする事件や事故には対応しているようです。広島市は携帯電話などの電子メディアを使った犯罪が多いのですか?
特に全国に比べて多いというわけではないです。平成17年では16人、平成18年では35人、平成19年では50人と増えてはきています。
――有害サイトと一言で言いますと簡単ですが、その線引きが非常に難しいと思います。有識者会議で決めると説明しておりますが、その構成メンバーを教えてください?
中学校のPTAの代表者
高等学校のPTAの代表者
広島大学の情報科学論、情報メディア論の先生が各一名づつ
精神科医
弁護士
任意団体の青少年メディア対策委員会の会長が一名
です。
7月から施行されますので今月の21日にそのメンバーで決定します。
今はこのインターネットという<場>はほぼ無秩序状態だが、今後なんらかの形で規制というかルールが定められていくことはおそらく間違いない。だから今はとにかく広島市の決定を見守りたい。
